ペルセウス座α(アルファ)星について
ペルセウス座α(アルファ)星ってどんな星座なの??
ペルセウス座α(アルファ)星は
ペルセウス座で最も明るい恒星で
2等星です。
黄白色をしたF型超巨星で、
ヘルツシュプルング・ラッセル図において
この星は、標準光源として重要な
ケフェイド変光星に
近いところに位置しています。
散開星団Mel20(ペルセウス座α星星団)
のメンバーだと知られています。
ペルセウス座α(アルファ)星の位置
ペルセウス座α(アルファ)星は、
ペガススの大四辺形の
頂点の一つアンドロメダ座α星から、
さらに
アンドロメダ座をβ星 – γ星とたどると
この星に行き着きます。
1等星こそありませんが、
秋から冬にかけての
銀河の中に位置しており
α(アルファ)星は1.7等で
1等星と見間違うほど明るい2等星です。
ペルセウス座α(アルファ)星の位置詳細
- 【赤経】
03h 24m 19.37009s - 【赤緯】
+49° 51′ 40.2455″ - 【赤方偏移】
-0.000008 - 【視線速度(Rv)】
-2.4 km/s - 【固有運動(μ)赤経】
23.75 ミリ秒/年 - 【固有運動(μ)赤緯】
-26.23 ミリ秒/年 - 【年周視差(π)】
6.44 ± 0.17 ミリ秒 - 【視等級】
1.816
1.72 – 1.86(変光) - 【距離】
506.21 ± 13.73光年
(155.28 ± 4.21パーセク) - 【絶対等級(MV)】
-4.140
ペルセウス座α(アルファ)星の名前について
ペルセウス座α(アルファ)星の
学名は【α Persei】
(略称はα Per)です。
固有名のMirfak (ミルファク)は
アラビア語の Mirfaq al-Thurayya
に由来します。
これは
プレアデス星団を頭部とする
巨大な星座の
「ひじ」という意味です。
かつては
ペガスス座γ星と同じ
アルゲニブという固有名でも
呼ばれていました。
アルゲニブは
アラビア語で「わき腹」を意味する
الجنب al-janb に由来します。
2016年7月20日に
国際天文学連合の恒星の命名に関する
ワーキンググループ
(Working Group on Star Names, WGSN) は、
Mirfak を
ペルセウス座α星の
固有名として承認しました。
また、
星座ごとの通し番号と、星座名の属格で表す
フラムスティード番号では
ペルセウス座33番星と付けられています。
最後に
この記事を通して
ペルセウス座α(アルファ)星について
少しでもイメージが膨らみ
星を眺めてみたいな♪
と思ってもらえたら幸いです。
2等星の明るい星で
肉眼でも観察できますので
是非秋冬の時期には
探してみてください!