エリダヌス座o(オミクロン)1星について
エリダヌス座o(オミクロン)1星ってどんな星座なの??
エリダヌス座o(オミクロン)1星は
エリダヌス座の恒星で
4等星です。
非常に短い周期で変光する
たて座δ型変光星の1つ
とされています。
主系列星の段階を終え、
中心のヘリウムの核の周囲を
水素核融合の殻が
取り巻いています。
エリダヌス座o(オミクロン)1星の位置
エリダヌス座の全体像は、
日本では
鹿児島県より南の
沖縄地方でしか
まともに見ることが出来ません。
全体的にこれといって
目立つ星はあまりありませんが,
エリダヌス座の源となる
β星は3等星で、
青白く輝くオリオン座の
リゲルの北西にありますので、
簡単に見つけることができます。
まず、β星から始まって
次の3等星がγ星なのですが、
その間に位置しており、
γに一番近い4等星が
エリダヌス座o(オミクロン)1星です。
エリダヌス座o(オミクロン)1星の位置詳細
- 【赤経】
04h 11m 51.93956s - 【赤緯】
-06° 50′ 15.2864″ - 【赤方偏移】
0.000037 - 【視線速度(Rv)】
11.00 km/s - 【固有運動(μ)赤経】
10.76 ミリ秒/年 - 【固有運動(μ)赤緯】
81.92 ミリ秒/年 - 【年周視差(π)】
26.80 ± 0.32 ミリ秒 - 【視等級】
4.040
4.00 – 4.05(変光) - 【距離】
121.64 ± 1.47 光年
(37.31 ± 0.45パーセク) - 【絶対等級(MV)】
1.181
エリダヌス座o(オミクロン)1星の名前について
エリダヌス座o(オミクロン)1星の
学名は【ο1 Eridani】
(略称はο1 Eri)です。
固有名 ベイド (Beid)は、
アラビア語で「卵」を意味する
al-baid を由来としています。
これは、
「ダチョウの巣」をモチーフとした
ζ星、ρ2星、ρ3星、τ1~5星、
くじら座ε星、π星による
アステリズムの周りの
暗い不特定な星々に付けられた名前が
ο1星の名前とされたものです。
2016年9月12日に
国際天文学連合の恒星の命名に関する
ワーキンググループ
(Working Group on Star Names, WGSN) は、
Beid を
エリダヌス座ο1星の固有名として
正式に承認しました。
また、
シトゥラ(Situla)
という固有名も存在し
「小さい壷」を意味しています。
みずがめ座のκ星の名称
として有名ですが、
この星の名前としても
使われた由来は不明です。
しかし、
現在は、 ベイド (Beid)
が主流です。
他の別名で、
星座ごとの通し番号と、星座名の属格で表す
フラムスティード番号では
エリダヌス座38番星と付けられています。
最後に
この記事を通して
エリダヌス座o(オミクロン)1星について
少しでもイメージが膨らみ
星を眺めてみたいな♪
と思ってもらえたら幸いです。