おひつじ座α(アルファ)星について
おひつじ座α(アルファ)星ってどんな星座なの??
おひつじ座α(アルファ)星は
おひつじ座で一番明るい恒星で2等星です。
春分点は現在うお座の領域にあるが、
歳差により天球上を移動するため、
2,000年以上前のホメロスの時代には
この星のわずか9度南にありました。
距離は80光年、
表面温度は約4,000℃と観測されています。
おひつじ座α(アルファ)星の位置
おひつじ座は
日本では
秋から冬にかけて見られ、
さんかく座とくじら座の間に位置しています。
さんかく座は形が整っている星座で、
アンドロメダ座の下にありますが、
アンドロメダ座にはアンドロメダ銀河、
さんかく座には渦巻銀河33もあるので、
どちらも見つけやすいと思います。
この辺りに鋭角な三角形をした
星の並びがありますが、
ここが、おひつじ座になります。
α(アルファ)星は
このあたりで一番明るい星ですし,
ペガススの四辺形の北の辺を
東に伸ばした位置にあります。
星の並びを見つけるのは難しくありませんが、
それから羊の姿を連想するのは
ほとんど不可能ではありますが
アンドロメダ座のαとβが
羊の角の付け根にあたります。
おひつじ座α(アルファ)星の位置詳細
- 【赤経】
02h 07m 10.40570s - 【赤緯】
+23° 27′ 44.7032″ - 【赤方偏移】
-0.000049 - 【視線速度(Rv)】
-14.64km/s - 【固有運動(μ)赤経】
188.55 ミリ秒/年 - 【固有運動(μ)赤緯】
-148.08 ミリ秒/年 - 【年周視差(π)】
49.56± 0.25ミリ秒 - 【視等級】
2.10 - 【距離】
65.78 ± 0.33光年
(20.18 ± 0.10パーセク) - 【絶対等級(MV)】
0.486
おひつじ座α(アルファ)星の名前について
おひつじ座α(アルファ)星は
学名はα Arietis(略称はα Ari)、
固有名のハマル (Hamal) は
アラビア語で「羊」を表す
al-ḥamal に由来します。
元々アラビアで
羊をモチーフにした星座の名前であったのが
この星の名前として定着したもので
羊の頭という意味の
راس حمل (rās al-ħamal)とも呼ばれていました。
2016年7月20日に
国際天文学連合の恒星の命名に関する
ワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、
Hamalをおひつじ座α星の固有名として承認しました。
また別名では
おひつじ座13番星、Ras Hammel、El Nath
とも表記されることがあります。
最後に
この記事を通して
おひつじ座α(アルファ)星について
少しでもイメージが膨らみ
星を眺めてみたいな♪
と思ってもらえたら幸いです。
羊の形を想像するのは
難しいかもしれませんが、
羊の角を意識して
探してみてくださいね♪