おうし座θ(シータ)2星について

おうし座θ(シータ)2星ってどんな星座なの??


おうし座θ(シータ)2星は
おうし座の恒星で
4等星です。

 

そして、
5.62′離れた
2つの星から構成されている
二重星であり、
ヒアデス星団のメンバーでもあります。

 

視差の測定から、
おうし座θ1星は地球から約154光年、
おうし座θ2星は約150光年に
位置すると推定されています。
この推定が正しければ、
2つの恒星は約4光年離れており、
連星系は形成していないと考えられています。

 

おうし座θ(シータ)2星は、
白色の巨星でたて座δ型変光星であり、
光度は約1.82時間の周期で
+3.35から+3.42まで変化します。

 

分光連星であり、
少なくとも1つの暗い伴星を持っています。

おうし座θ(シータ)2星は0.005″、
少なくとも2光年離れたところに
6等星を伴っており、
141日で公転しているそうです。

おうし座θ(シータ)2星の位置


おうし座は、
冬の星座の中でも西側に位置するため、
秋の夜には東の空に姿を見せています。

 

おうし座の目印になるのは、
赤い色をした星
アルデバランと、

その周りの星をつないでできる
「V」の字のような星の並びで、
この並びが、

牡牛(おうし)の顔の部分
に当たります。

初めてこのVの字を探す時には、
オリオンの三ツ星を手がかりにすると
いいと思います。

 

オリオンの三ツ星の並びを
そのまま西の方に辿っていくと
赤い色のアルデバランと、
そこからV字に並んだ星たちが見つかりますよ。

 

おうし座θ(シータ)2星は、
アルデバランに近い
4等星です。
牡牛の顔の中心へ
向かっていく途中にあります。

周りに小さい星がたくさんありますが、
アルデバランから近い4等星が
Θ(シータ)星なので
見つけられるかと思います。

おうし座θ(シータ)2星の位置詳細

  • 【赤経】
    04h 28m 39.74070s
  • 【赤緯】
    +15° 52′ 15.1745″
  • 【赤方偏移】
    0.000130
  • 【視線速度(Rv)】
    38.90 km/s
  • 【固有運動(μ)赤経】
    108.42 ミリ秒/年
  • 【固有運動(μ)赤緯】
    -26.74ミリ秒/年
  • 【年周視差(π)】
    21.69 ± 0.46 ミリ秒
  • 【視等級】
    3.410
    3.35 – 3.42(変光)
  • 【距離】
    150.3 ± 3.26光年
    (46.1 ± 1パーセク)
  • 【絶対等級(MV)】
    0.091

おうし座θ(シータ)2星の名前について


おうし座θ(シータ)2星の
学名は【θ2 Tauri】
(略称はθ2 Tau)です。

 

おうし座θ(シータ)星を
ユカテコ語では、
この恒星は小さい鳥の名前である
chakumuy
と呼ばれています。

θ2星は、Phaesulaとも
呼ばれているそうです。

 

また、
星座ごとの通し番号と、星座名の属格で表す
フラムスティード番号では
おうし座78番星と付けられています。

最後に

この記事を通して
おうし座θ(シータ)2星について
少しでもイメージが膨らみ
星を眺めてみたいな♪
と思ってもらえたら幸いです。

 

おうし座θ(シータ)2星は
秋から冬にかけて観察でき、
変光星なので
輝き方もその時々で違うので
是非探してみてください!

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