ふうちょう座ってどんな星座?【神話も紹介】

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ふうちょう座ってどんな星座?

 

この記事では
ふうちょう座がどういう星なのか、
また神話についても
詳しく紹介していきます。

ふうちょう座ってどんな星座?【ふうちょう座の概要】

ふうちょう座は南半球の星座で
春に見頃を迎えるのですが、
天の南極近くに位置しているため
日本から観測することはできません。

 

オーストラリアなどの南半球へ行くと
南の夜空で見ることができますが、
暗い星ばかりで捉えにくいでしょう。

 

ふうちょう座を探す際には
みなみじゅうじ星の長辺を
少し下(南)に伸ばすと、
台形をしたはえ座が見つかります。

そのはえ座の左(東)の辺を
下(南)へ2倍ほど伸ばしていくと
ジグザグに折れ曲がる星座を捉えることができます。

その特徴的な形がふうちょう座になります。

 

他にも
北にはみなみのさんかく座やさいだん座、
南にはカメレオン座やはちぶんぎ座など
さまざまな星座に囲まれています。

 

ふうちょう座の概要
  • 名称:ふうちょう
  • 学名:Apus
  • 略 符: Aps
  • 概略位置 :赤経・16h00m / 赤緯・-76°
  • 概略面積 :206平方度
  • 20時南中:7月18日
  • 南中高度:約-20°
  • 主な季節:南天
  • 肉眼星数:約40個
  • 設定者:バイエル

 

ふうちょう座を構成する星について

ふうちょう座は
ジグザグ折れ曲がった形が特徴的ですが、
4等星以下の暗い星からできているため
肉眼で星々をたどっていくのは難しいかもしれません。

 

そのなかでも
ふうちょう座で目印となる恒星が
ふうちょう座α(アルファ)星になります。

 

ふうちょう座α(アルファ)星

ふうちょう座α(アルファ)星は
ふうちょう座のなかで最も明るい恒星で3.825等星です。

橙色の巨星とされ、
固有名等はつけられておりません。

 

星座絵では
ふうちょうの尻尾の羽の部分にあたります。

 

ふうちょう座の神話について

ふうちょう座は17世紀に
ドイツの天文学者である
ヨハン・バイエルによって名付けられた新しい星座です。

 

バイエルは
オランダの航海者テオドルスの観測を元に
1603年に星図「ウラノメトリア」を発刊し、
そこにふうちょう座を掲載したのが最初だとされています。

そのため、神話や伝説等とは関係がありません。

 

ふうちょう座の名前の由来

ふうちょう座のふうちょうとは、
ニューギニアなどの熱帯地域に住む
極楽鳥の一種「ふうちょう(風鳥)」をモデルにした星座です。

 

ふうちょうのApusとは
ギリシャ語で「足なし」を意味します。

 

これはニューギニアの原住民が
ふうちょうの足を全部切ってから
ヨーロッパなどに輸出していたからです。

そのためヨーロッパでは
風鳥は足がない鳥だと思われており、
「木に止まることができずに
いつも風に吹かれて飛んでいる鳥」
ということから「Apus」の名が付けられたと伝わっています。

 

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