つる座ってどんな星座?【神話も紹介】

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つる座ってどんな星座?

 

 

この記事では
つる座がどういう星なのか、
また神話についても
詳しく紹介していきます。

つる座ってどんな星座?【つる座の概要】

つる座は南天の秋の星座で
南の空の地平線近くに見えるため、
空の低いところに位置しています。

 

翼を広げ長い首を伸ばした鶴の姿が
星座絵では描かれていますが、
その全体像は日本では
沖縄などからでないと見ることができません。

多くの地域が地平線に隠れてしまい、
半分ほどしか見えないのです。

 

また観測できる時期も短く、
10月~11月の約2ヵ月間だけで
さらに
空が暗く開けたところでないと
見つけ出すことは難しいでしょう。

 

 

つる座の概要
  • 名称:つる
  • 学名:Grus
  • 略 符:Gru
  • 概略位置 :赤経・ 22h20m / 赤緯・-47°
  • 概略面積 :366平方度
  • 20時南中: 10月22日
  • 南中高度:約8°
  • 主な季節:秋
  • 肉眼星数:約60個
  • 設定者:バイエル

 

つる座を構成する星について

つる座は南天の星座の中では
明るい恒星があり、
十字のように並んだ星の並びが美しく特徴的です。

 

つる座を構成する星には
2つの2等星があります。

  • つる座α(アルファ)星
  • つる座β(ベータ)星

 

つる座α(アルファ)星

つる座α(アルファ)星は
つる座のなかで最も明るい恒星で1.71等星です。

 

アルナイル(Alnair)という固有名を持ち、
これはアラビア語で「輝くもの」を意味する
al-nayyir という言葉に由来します。

元々みなみのうお座の一部で
「(魚の)尾の輝くもの」を意味する
al-Nayyir min Dhanab al-ḥūt (al-Janūbiyy) であったとされています。

 

アルナイル(Alnair)が
つる座α(アルファ)星の固有名として
正式に承認されたのは2016年7月20日です。

 

つる座β(ベータ)星

つる座β(ベータ)星は
つる座のなかでは2番目に明るい恒星で2.11等星です。

 

α(アルファ)星のように
決められた固有名はありませんでしたが、
2017年9月5日につる座β(ベータ)星を
Tiaki という固有名に承認しました。

 

つる座の神話について

つる座は新しい星座であるため、
神話や伝説などは伝わっていません。

 

つる座は16世紀頃に
ペーテル・ケイセルと
フレデリック・デ・ハウトマンが観測し、
その観測記録を元に
ペトルス・プランシウスが
1597年に地球儀に残したものが最初とされています。

 

デ・ハウトマンが出版した星表では
つる座ではなく、
Den Reygher「さぎ座」と記されてます。

そして、
プランシウスが
1625年に作成した地球儀では
Phoenicopterus 「フラミンゴ座」として名付けていました。

 

しかし、
1603年にヨハン・バイエルが発刊した
「ウラノメトリア」によって
つる座という名が広く知られるようになり
定着していったと伝わっています。

 

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