じょうぎ座ってどんな星座？【神話も紹介】

 

じょうぎ座ってどんな星座？

 

 

この記事では
じょうぎ座がどういう星なのか、
また神話についても
詳しく紹介していきます。

じょうぎ座ってどんな星座？【じょうぎ座の概要】

じょうぎ座は南半球に位置する南天の星座です。

夏に高く昇る星座ですが、
日本では沖縄や奄美諸島などからでないと
全体の姿を見ることはできません。

 

じょうぎ座は天の川の中に位置しており、
西にはさいだん座やくじゃく座、
北にはさそり座、
東にはおおかみ座やケンタウルス座、
南にはみなみのさんかく座やコンパス座など
多くの星に囲まれたところに位置しています。

 

その中でも
さそり座α星のアンタレスと、
ケンタウルス座α星のリギル・ケンタウルスが
じょうぎ座を探す際の目印となります。

その2つの恒星のちょうど真ん中あたりに
椅子を横から見たような形で描かれているのが
じょうぎ座になります。

 

 

じょうぎ座を構成する星について

じょうぎ座には明るい恒星がなく、
4等星が2つだけと
そのほとんどが5等星以下で構成されています。

 

そのため薄暗く、
あまり目立つ星座ではありませんが
天の川にかかっていたり、
いくつかの星雲や星団が目に留まります。

 

じょうぎ座の恒星にはα星、β星がなく、
最も明るい星がじょうぎ座γ2(ガンマ2)星になります。

 

じょうぎ座γ2(ガンマ2)星

じょうぎ座γ2(ガンマ2)星は
4.02等星の明るさを持つ恒星です。

 

天球上ではすぐ傍に
黄色超巨星のじょうぎ座γ1星がありますが
地球からは遥か遠くにあり、
視等級は4.97等星とやや暗めです。

固有名等は付けられておりません。

 

じょうぎ座の神話について

じょうぎ座は1750年代に
フランスの天文学者N・L・ラカーユによって作られた新しい星座です。

 

じょうぎ座に隣接する星座には
さいだん座や
ケンタウルス座が輝いていますが、
これらの星座との間を
埋めるために作られたとされており、
神話や伝説などとは関連がありません。

 

じょうぎ座の定規とはどんなものなのか？

じょうぎ座の定規は
航海中の測量技師が使うような
直角定規と直定規をモチーフにし、
2つの定規が重なるように描かれています。

 

この星座を設定したラカイユは
じょうぎ座だけでなく、

• コンパス座
• ぼうえんきょう座
• はちぶんぎ座　など

18世紀当時に発明された科学道具などの星座をいくつも作っています。