アンドロメダ座ってどんな星座？【神話も紹介】

アンドロメダ座ってどんな星座？

 

この記事では
アンドロメダ座がどういう星なのか、
また神話についても
詳しく紹介していきます。

アンドロメダ座ってどんな星座？【アンドロメダ座の概要】

アンドロメダ座は
プトレマイオスの４８星座に登場する秋の代表的な星座で、
M31銀河(アンドロメダ大銀河)の存在が有名です。

 

アンドロメダ大銀河は
北半球で見える銀河の中では最も大きく、
私たちのいる銀河に比べて
約2倍程の大きさがあります。

また、
この銀河は地球から230万光年ほどの距離にありますが
私たちの銀河の隣に位置しています。

 

空の暗いところであれば
肉眼でも見ることができ、
双眼鏡を使えば細長く伸びた様子を
はっきりと見ることができます。

 

 

アンドロメダ座を構成する星について

アンドロメダ座を構成する2等星には
以下の3つの恒星があります。

• アンドロメダ座α(アルファ)星
• アンドロメダ座β(ベータ)星
• アンドロメダ座γ(ガンマ)星

アンドロメダ座α(アルファ)星

アンドロメダ座α(アルファ)星は
ペガサス座のすぐ北西に位置しており、
かつては
ペガサス座の四辺形を象る星の一部とされていたため
ペガサス座δ(デルタ)星と呼ばれていました。

現在ではこの名は使われておらず、
アンドロメダ座α(アルファ)星は固有名で
アルフェラッツ (Alpheratz) と名付けられ、
アラビア語で「馬のへそ」を意味します。

 

アルフェラッツ (Alpheratz) が
アンドロメダ座α(アルファ)星の固有名として
正式に承認された日は2016年6月30日です。

アンドロメダ座β(ベータ)星

アンドロメダ座β(ベータ)星は固有名で
ミラク (Mirach)と呼ばれており
アラビア語で「腰布」や「ベルト」などを意味します。

 

ミラク (Mirach) が
アンドロメダ座β(ベータ)星の固有名として
正式に承認された日は2016年6月30日です。

アンドロメダ座γ(ガンマ)星

アンドロメダ座γ(ガンマ)星は
対照的な色を持つ美しい二重星です。

固有名はアルマク(Almach)と呼ばれ、
その語源は
アラビア語でヤマネコの一種である「カラカル」を意味する
「アナーク・アル＝アルド」と呼ばれていたものを縮めて
「アル＝アナーク」に由来するものとされています。

 

アルマク(Almach)が
アンドロメダ座γ(ガンマ)星の固有名として
正式に承認された日は2016年7月20日です。

アンドロメダ座の神話について

アンドロメダ座の神話モデルである
アンドロメダは、
古代エチオピア王のケフェウスと妃カシオペアの
娘として誕生しました。

 

ある日、
美しさに自信を持っていたカシオペアが、
「海の神の娘達よりも私の方が美しい」と自慢したことで
海の神ポセイドンを怒らせてしまい、
古代エチオピアに大洪水をもたらしてしまいます。

 

困ったケフェウス王が神々に祈ったところ、
「アンドロメダを海の海獣くじらの
生け贄に捧げれば災いが静まる」
とお告げをもらいます。

 

そこでアンドロメダを海の岩に繋ぎ
生贄として捧げるのですが、
メドゥサ退治の帰路についていたペルセウスが
アンドロメダ救出を決意し、
助け出した暁には結婚させてもらうことを
ケフェウスから了承を得ます。

 

そうしてペルセウスは
沖合からやってきた海獣くじらを
メドゥサの首で石にしてしまい、
見事に退治しました。

その後にめでたく、
アンドロメダとペルセウスは結婚する
という物語です。