土星の衛星「パレネ」とは?【簡単にわかりやすく解説】

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Pallene

土星の衛星「パレネ」とは、どんな衛星なのか?

 

土星の衛星「パレネ」について
なるべくわかりやすく解説していきます。

土星の衛星「パレネ」とは?【パレネの概要】

Pallene

土星は現段階で少なくとも62個の衛星を持ちます。

そして、
そのうちの53個には正式な名称がつけられています。

「パレネ」はそのうちのひとつで土星の第33衛星です。

 

パレネは非常に小さい天体であり、
土星の衛星ミマスとエンケラドゥスの間の軌道を公転しています。

 

この2つの衛星には
パレネの起源に関連しているという説があり、
ミマスかエンケラドゥスから分離し
パレネが誕生したといわれています。

また違う説には、
初期の段階で周辺に大量に存在した
小衛星の集団の生き残りであるともいわれています。

 

 

土星の衛星「パレネ」の概要
  • 名称:パレネ (Saturn XXXIII Pallene)
  • 別名:Saturn XXXIII
  • 分類:土星の衛星
  • 軌道長半径 (a) :212,280 ± 5 km

 

土星の衛星「パレネ」は、いつ、誰が発見した?

Pallene

土星の衛星「パレネ」は
2004年6月1日に発見されていました。

発見者は
土星探査機カッシーニの調査チームで
カッシーニが撮影した画像の中で初めての発見された衛星です。

 

2004年8月16日には
国際天文学連合によってS/2004 S 2 という仮符号が与えられました。

 

このとき、「メトネ」の衛星と共に発見されています。

 

しかし、2004年の発見以降に
パレネがボイジャー2号によって
1981年8月23日にはすでに撮影されていました。

この発見時には
S/1981 S 14 という仮符号が与えられ、
土星からおよそ 200,000 km 離れた位置で発見されています。

 

後の軌道の比較によって、
S/1981 S 14とパレネとが
同一の天体であることがわかったと示されています。

 

土星の衛星「パレネ」の名前の由来

Pallene

土星の衛星「パレネ」の名前は
アルキオネウスの7人の娘の一人
パレネの名にちなんで名付けられました。

ギリシア神話に登場する巨人「ギガース」たちは
ゼウスの支配を終わらせようと、
怪力を武器にオリュンポスの神々に戦いを挑みました。

このギガースたちは
神には殺されない能力を持っていましたが
神々によって動けないように封印されたり、
英雄ヘラクレスによって射殺されたりと戦いに勝つことはできませんでした。

 

そのギガースの中のひとり、
アルキオネウスの娘が「パレネ」です。

 

 

その後、
2005年1月21日には
Saturn XXXIII という確定番号が与えられています。
※Saturn(サターン)とは英語で土星を意味します。

 

 

 

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