りゅう座ってどんな星座?【神話も紹介】
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りゅう座ってどんな星座?
この記事では
りゅう座がどういう星なのか、
また神話についても
詳しく紹介していきます。
りゅう座ってどんな星座?【りゅう座の概要】
りゅう座は
プトレマイオスの48星座のひとつであり、
紀元前1200年頃は「へび座」と呼ばれていました。
その後、
古代ギリシアの時代に
「りゅう座」として呼ばれるようになったとされています。
りゅう座は天の北極近くにあるため
年間を通して見ることができる星座ですが、
明るい星が少ないため最も見頃な時期は
初夏から夏の終わり頃にかけてが観測しやすいです。
- 名称:りゅう
- 学名:Draco
- 略 符:Dra
- 概略位置 :赤経・ 17h00m / 赤緯・+60°
- 概略面積 : 1083平方度
- 20時南中: 8月2日
- 南中高度: 北約58°
- 主な季節:夏
- 肉眼星数:約210個
- 設定者:プトレマイオス
りゅう座を構成する星について
りゅう座は星の数の割に
明るい星が少ないとされていますが、
ひとつだけ2等星が存在します。
その星が
りゅう座γ(ガンマ)星です。
りゅう座γ(ガンマ)星
りゅう座γ(ガンマ)星は
りゅう座でもっとも明るい恒星で2.2等星です。
固有名は
エルタニン(Eltanin)とされ、
アラビア語で「蛇」を意味する
التنين Al-Tinnin に由来しています。
エルタニン(Eltanin)が
りゅう座γ(ガンマ)星の固有名と
正式に承認されたのは2016年8月21日です。
りゅう座の神話について
りゅう座のモデルとなった竜は
ギリシア神話に登場する竜です。
そして、
りゅう座の神話は主に2つあります。
- アルゴ号の冒険物語
- ヘラクレスの12の功業
りゅう座の形のモデルとなった神話の内容①
ギリシア神話で紹介されている
アルゴ号の冒険物語の中に登場する竜は
コルキス国の宝である
黄金の羊の毛皮を守らせた竜がモデルとされています。
ちなみに、
この黄金の毛をもつ羊は
おひつじ座がモデルになっています。
りゅう座の形のモデルとなった神話の内容②
ギリシア神話の英雄であるヘルクレスは
12の功業を成し遂げていくのですが、
その冒険の中の11番目の話の中に登場します。
ヘルクレスはヘスペリデスの庭園から
黄金の林檎を盗みに行こうとしました。
しかし先には
その林檎の木を守る100の頭を持つ竜がおり、
この竜がりゅう座のモデルになったとされています。
竜はヘルクレスの毒矢によって
100もある頭を1つずつ倒されてしまい、
ヘルクレスは林檎を奪っていったというお話です。