はえ座ってどんな星座？【神話も紹介】

はえ座ってどんな星座？

 

 

この記事では
はえ座がどういう星なのか、
また神話についても
詳しく紹介していきます。

はえ座ってどんな星座？【はえ座の概要】

はえ座は南天の星座の1つで
天の南極近くに位置しています。

 

日本では春に見頃を迎えるのですが、
残念ながら星の一部さえ
全く見ることができない星座です。

 

オーストラリアなどの南半球のへ行けば
南の夜空で見ることができます。

 

 

はえ座を探す際には
みなみじゅうじ座を目印に探すとよいでしょう。

 

みなみじゅうじ座の
十字の長い方の線を
下(南)に向かって伸ばしていくと
歪んだ台形のような小さい四角形があります。

そこが「はえ座」になります。

 

はえ座の周りには
みなみじゅうじせい座の他に
北にはケンタウルス座、
東にはみなみのさんかく座や
おおかみ座、さいだん座などがあります。

また、
南にはカメレオン座やふうちょう座、
西にはほ座やりゅうこつ座、とびうお座などに囲まれています。

 

 

 

はえ座を構成する星について

はえ座は
2個の3等星と2個の4等星から構成され、
小さな台形を形どった星の並びが目に留まります。

 

はえ座のなかでも目印となる
2個の3等星が以下の恒星になります。

• はえ座α(アルファ)星
• はえ座β(ベータ)星

 

はえ座α(アルファ)星

はえ座α(アルファ)星は
はえ座のなかでもっとも明るい恒星で2.67等星です。

 

青白色の準巨星で
ケフェウス座β型変光星でもあります。

 

はえ座α(アルファ)星には固有名などの
別の名称は付けられておりません。

 

はえ座β(ベータ)星

はえ座β(ベータ)星は
はえ座のなかで2番目に明るい恒星で3.07等星です。

はえ座β(ベータ)星は
2つの恒星から成る連星系とされています。

固有名などは特に付けられておりません。

 

はえ座の神話について

はえ座は17世紀以降に作られた新しい星座です。

そのため、
神話や伝説等には関連がありません。

 

1603年に
ドイツの天文学者ヨハン・バイエルが
星図「ウラノメトリア」を
発刊したのをきっかけに広く定着していきました。

 

「はえ座」は他の名前もあった？！

はえ座の最初の観測者である
ペーテル・ケイザーと
フレデリック・デ・ハウトマンは、
この星座を「はえ座」と考えていたようです。

 

しかし、
バイエルによって発表された星図には
「みつばち座(APIS)」と記されていました。

 

その後、
17世紀から18世紀前半にかけての星図には
「はち座」や「はえ座」、「みつばち座」と
星図よって名称が違いました。

 

そして18世紀に入ってから
フランスの天文学者の
ニコラ・ルイ・ド・ラカイユによって
改めて「はえ座」を採用し定着していきました。