インディアン座ってどんな星座?【神話も紹介】

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インディアン座ってどんな星座?

 

この記事では
インディアン座がどういう星なのか、
また神話についても
詳しく紹介していきます。

インディアン座ってどんな星座?【インディアン座の概要】

インディアン座は初秋に南中する星座です。

南半球の星座であるため
日本では見られないとされていますが、
奄美大島や沖縄辺りからであれば
その一部や全体像を見ることができます。

 

オーストラリアなどの南半球では
天高く輝きを放ちますが
一際明るく目立つような星はありません。

 

 

インディアン座は
くじゃく座とつる座との間に位置し、
鳥の足のような、または
「人」という字のような星の並び方をしています。

 

 

インディアン座の概要
  • 名称:インディアン
  • 学名: Indus
  • 略 符: Ind
  • 概略位置 :赤経・21h20m / 赤緯・-58°
  • 概略面積 :294平方度
  • 20時南中:10月7日
  • 南中高度:約-5°
  • 主な季節:南天
  • 肉眼星数:約40個
  • 設定者:バイエル

 

インディアン座を構成する星について

インディアン座を構成する星は全体的に暗く、
唯一3等星がひとつあるだけです。

その恒星が
インディアン座α(アルファ)星です。

 

インディアン座α(アルファ)星

インディアン座α(アルファ)星は
インディアン座の中でもっとも明るい恒星で
3.1等星の明るさを持ちます。

 

インディアン座α(アルファ)星の固有名は
ペルシアン(Persian)とされていますが、
国際天文学連合が正式に承認したという発表はまだありません。

ペルシアン(Persian)の名前の由来は
17世紀にイエズス会の宣教師が作った星図で
インディアン座の領域が
波斯(ペルシャ) であったことから名づけられたとされています。

 

インディアン座の神話について

インディアン座は新しい星座であるため、
これといって神話や伝説は伝わっていません。

 

初めてインディアン座を観測したのが
ペーテル・ケイザーと
フレデリック・デ・ハウトマンであり、
二人は16世紀末にマダガスカルから
スマトラ、ジャワにかけて航海しています。

 

この間に接したと思われている
アフリカ南部からマダガスカル、
東インド諸島の原住民をモデルにしたものが
インディアン座になったのではと考えられ、
星座絵では
インディアンが羽の付いた帽子をかぶり、
手に矢を持った姿で描かれています。

 

その後1603年に
ヨハン・バイエルが
星図ウラノメトリアに掲載したことで
多くの人々にインディアン座が知られるようになりました。

 

 

日本では、
インド人座(印度人座)、
インデアン座、
インデヤン座などと呼ばれた時代もありましたが、
今では統一してインディアン座と呼んでいます。

 

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