うさぎ座ってどんな星座?【神話も紹介】
うさぎ座ってどんな星座?
この記事では
うさぎ座がどういう星なのか、
また神話についても
詳しく紹介していきます。
うさぎ座ってどんな星座?【うさぎ座の概要】
うさぎ座は
紀元前300年頃には既に知られていた星座で
プトレマイオスの48星座の中のひとつです。
うさぎ座は冬を代表的な星座である
オリオン座の南に位置しており、
1月下旬の宵頃や12月半ばの深夜の頃に南中します。
小さいながらも明るい星があり、
均整の取れた形で覚えやすいため
比較的見つけやすいでしょう。
- 名称:うさぎ
- 学名:Lepus
- 略 符:Lep
- 概略位置 :赤経・ 5h25m / 赤緯・-20°
- 概略面積 :290平方度
- 20時南中: 2月6日
- 南中高度:約35°
- 主な季節:冬
- 肉眼星数:約70個
- 設定者:プトレマイオス
うさぎ座を構成する星について
うさぎ座は小さな星座ではありますが
構成される星の中にふたつの3等星があります。
- うさぎ座α(アルファ)星
- うさぎ座β(ベータ)星
また、
うさぎ座には脈動変光星である
うさぎ座R(アール)星も目立つ星として挙げられます。
うさぎ座α(アルファ)星
うさぎ座α(アルファ)星は
うさぎ座のなかで最も明るい恒星で3等星です。
固有名のアルネブ(Arneb)で
アラビア語で「ウサギ」を意味する
al-arnab に由来します。
アルネブ(Arneb)が
うさぎ座α(アルファ)星の固有名として
正式に承認された日は2016年7月20日です。
うさぎ座β(ベータ)星
うさぎ座β(ベータ)星は
うさぎ座のなかで2番目に明るい恒星で3等星です。
固有名のニハル(Nihal)で
アラビア語で
「のどの渇きを癒し始めたラクダたち」
という意味の al-nihāl に由来します。
ニハル(Nihal)が
うさぎ座β(ベータ)星の固有名として
正式に承認された日は2016年7月20日です。
うさぎ座R(アール)星
うさぎ座にある変光星は
うさぎ座R星と呼ばれており、
固有名は存在しませんが
深い紅色で印象的なことから
「クリムゾン・スター」と呼ばれています。
427.07日の周期で
5.5等から11.7等の間を変光します。
1845年10月に
ジョン・ハインドによって初めて観測された星です。
うさぎ座の神話について
うさぎ座は
ギリシア神話にまつわる話しや
伝説などは伝わっていません。
しかし、
うさぎ座は
オリオン座の足元に位置しているため、
オリオンが連れてる猟犬に追われるウサギだと言われています。
また他の説として、
オリオンは気性が激しいことから
優しい心を持つようにと
神がウサギを遣わせたのですが、
オリオンがウサギを踏み潰してしまったため
神がウサギを哀れに思い、
夜空に上げたとも言われています。