とかげ座ってどんな星座?【神話も紹介】
とかげ座ってどんな星座?
この記事では
とかげ座がどういう星なのか、
また神話についても
詳しく紹介していきます。
とかげ座ってどんな星座?【とかげ座の概要】
とかげ座は1690年頃にポーランドの天文学者
ヨハンネス・ヘヴェリウスによって作られた新しい星座です。
秋に最も見頃を迎えますが、
7月~2月までの約8ヶ月間に見ることができます。
とかげ座は北天の星座で小さく暗い星座です。
星の並びがジグザグとW字になっているため
その特徴から暗い割には見つけやすい星座でしょう。
また、
とかげ座の周りにある星からたどると
簡単に見つけることもできます。
探し出すポイントは、
カシオペア座とはくちょう座を頼りにし、
この2つの星座の真ん中辺りの
天の川の中にとかげ座が位置しています。
カシオペア座は大きなW(M)字の形をし、
はくちょう座には1等星である
はくちょう座α(アルファ)星の
デネブがあるため、
北天の位置に顔を向けるとパッと目につき
すぐに分かることでしょう。
- 名称:とかげ
- 学名:Lacerta
- 略 符: Lac
- 概略位置 :赤経・22h25m / 赤緯・+43°
- 概略面積 : 201平方度
- 20時南中: 10月24日
- 南中高度:約北79°
- 主な季節:秋
- 肉眼星数:約70個
- 設定者:ヘベリウス
とかげ座を構成する星について
とかげ座には明るい恒星がなく、
4等星と5等星から形作られています。
これといって目立つ恒星がないため、
ジグザグと並んだ8個の星をたどっていくと
全体像が見えてきます。
その8個の恒星のなかでも
とかげの頭や首の部分にあたる
とかげ座α(アルファ)星がもっとも目印になる恒星でしょう。
また、
とかげ座には
「とかげ座BL型天体 (BL Lac天体) 」
と総称されている有名な天体が存在しています。
とかげ座α(アルファ)星
とかげ座α(アルファ)星は
とかげ座のなかで一番明るい恒星です。
3.7等星で二重星を形成しています。
固有名は付けられていません。
とかげ座の神話について
とかげ座は1690年頃に設定した
新しい星座であるため
神話や伝説などは伝わっていません。
ポーランドの天文学者である
ヨハンネス・ヘヴェリウスが設定しましたが
最初は「いもり座」と呼んでいたのか、
あるいは候補として考えられていたのか、
「Lacerta(とかげ座)」という表記のほかに
「Stellio(いもり座)」とも星図の本に記されていました。
現在ではとかげ座として正式に設定され、
星座絵ではしっぽを丸めたとかげの姿をしています。