ペルセウス座ってどんな星座？【神話も紹介】

ペルセウス座ってどんな星座？

 

この記事では
ペルセウス座がどういう星なのか、
また神話についても
詳しく紹介していきます。

ペルセウス座ってどんな星座？【ペルセウス座の概要】

ペルセウス座は
古代バビロニアの時代には
知られていた古い星座で
プトレマイオスの48星座のひとつにもなっています。

 

ペルセウス座は秋の夜空になると、
北東の空からのぼり始めます。

そして、
新年を迎える頃には
天頂へ高々と輝く様子が見られるでしょう。

 

 

秋から冬にかけての星座として
知られているものの、
毎年8月にはペルセウス座流星群が観測されることで有名です。

 

 

ペルセウス座を構成する星について

ペルセウス座を構成する星は
1等星はないものの、
2等星が2つ存在しています。

 

• ペルセウス座α(アルファ)星
• ペルセウス座β(ベータ)星

 

 

そして
ペルセウス座の周りには目印となる星座が
いくつかあるため、
以下の星座をたどっても探すことができます。

• アンドロメダ座
• カシオペヤ座
• ぎょしゃ座
• おうし座

 

ペルセウス座α(アルファ)星

ペルセウス座α(アルファ)星は
ペルセウス座でもっとも明るい恒星です。

 

固有名はミルファク(Mirfak )といい、
アラビア語の Mirfaq al-Thurayya に由来します。

これはプレアデス星団を頭部とする
巨大な星座の「ひじ」という意味にあたります。

 

ミラファク(Mirfak)が
ペルセウス座α(アルファ)星の固有名として
正式に承認されたのは2016年7月20日です。

 

ペルセウス座β(ベータ)星

ペルセウス座β(ベータ)星は
ペルセウス座で2番目に明るい恒星で
食変光星と呼ばれている変光星が特徴的です。

2つの星が共通の重心の周りを回って
互いの光を隠しあうことで
見かけの明るさが変わる星のことをいいます。

 

 

ペルセウス座β(ベータ)星の固有名は
アルゴル(Algol)といい、
アラビア語で「人食い鬼の頭」を意味する
رأس الغول (ra’s al-ghūl) が転訛したものとされています。

 

アルゴル(Algol)が
ペルセウス座β(ベータ)星の固有名と
正式に承認されたのは2016年6月30日です。

 

ペルセウス座の神話について

ペルセウス座が観測された
古代バビロニアの時代は
最高神マルドックの姿を表していたと伝えられています。

 

しかしその後、
ギリシア時代になると
ギリシア神話に登場する勇者ペルセウスが
怪物メドゥーサの首を持った姿が描かれるようになりました。

 

ペルセウス座の形のモデルとなった神話の内容

ペルセウスは
ギリシア神話に出てくる怪物
メドューサを退治する物語が伝えられています。

 

メドューサは髪の毛が蛇で、
その顔を見た者は石になってしまうという恐ろしい怪物です。

 

その怪物を倒すべくペルセウスは
女神アテナと伝令神ヘルメスの
助けを借りて立ち向かい、
見事にメドゥーサの首を討ち取ります。

 

その時の勇敢な行動が
星座として称えられたと言い伝えられています。

 

 

ちなみに
メドゥーサの首を切り落とした時、
そのほとばしる血の中から躍り出たのが
天馬ペガサス(ペガスス座)であったとされています。

 

そのペガサスに乗って
ペルセウスが国へ帰る途中に
生贄として海岸の岩場に繋がれた
アンドロメダ姫(アンドロメダ座 )を
偶然見つけ助けたともギリシア神話では伝えられています。