うお座ってどんな星座?【神話も紹介】
うお座ってどんな星座?
この記事では
うお座がどういう星なのか、
また神話についても
詳しく紹介していきます。
うお座ってどんな星座?【うお座の概要】
うお座は秋の星座として知られ、
ペガスス座の近くで頭上高く輝いています。
プトレマイオスの48星座や
黄道12星座のひとつにもなっており、
春分点があることでも知られる星座です。
春分点とは
春分の日に太陽が位置する点のことで、
太陽の通り道である「黄道」と「天の赤道」が交わる点のことです。
約2000年ほど前は
おひつじ座が春分点にありましたが、
地球の地軸の首振り運動(歳差)によって、
現在の春分点はうお座に位置しています。
そのため、
天文学的に重要な星座として注目され、
毎年3月の春分の日は太陽はこの点を通り、
真東から昇って真西に沈んでいく様子を見ることができます。
- 名称:うお
- 学名:Pisces
- 略 符:Psc
- 概略位置 :赤経・ 0h20m / 赤緯・+10°
- 概略面積 :889平方度
- 20時南中:11月22日
- 南中高度:約68°
- 主な季節:秋
- 肉眼星数:約130個
- 設定者:プトレマイオス
うお座を構成する星について
うお座を構成する星は
4等星以下の星から作られているため、
全体的に暗い星座です。
しかし、
「ぺガススの大四辺形」を目印にすると
見つけ出しやすいでしょう。
うお座はぺガススの大四辺形の
東と南の線の外側に沿うように描かれ、
「く」の字のような形で
2匹の魚を紐で繋いだように星座絵では描かれています。
その2匹を繋ぐ真ん中の位置には
うお座α(アルファ)星が輝いています。
うお座α(アルファ)星
うお座α(アルファ)星は
4.1等の主星Aと
5.1等の伴星Bからなる連星で
変光星でもあるとされています。
固有名はアルレシャ(Alrescha)といい、
アラビア語で「ひも」を意味する
الرشآء al-rišā’ に由来します。
元々この固有名は
アンドロメダ座β星を指していましたが、
近世になって誤って
うお座α(アルファ)星に使われるようになりました。
その後、
アルレシャ(Alrescha)が
うお座α(アルファ)星の固有名として
正式に承認された日は2016年8月21日です。
うお座を構成する恒星(明るい順)
- うお座η(イータ)星
- うお座γ星
- うお座α星A
- うお座ω星
- うお座ι星
- うお座ο星
- うお座ε(イプシロン)星
- うお座θ星
- うお座α星B
- うお座30番星
- うお座δ星
- うお座ν(ニュー)星
- うお座β星
- うお座λ星
- うお座τ星
- うお座33番星
- うお座ξ星
- うお座χ星
- うお座φ星
- うお座υ(ユプシロン)星
- うお座μ星
- うお座27番星
- うお座κ星
- うお座19番星
- うお座47番星
- うお座7番星
- うお座64番星
- うお座29番星
- うお座89番星
- うお座89番星
- うお座ζ星A
- うお座91番星
- うお座107番星
- うお座ψ1星
- うお座ρ星
- うお座55番星
- うお座57番星
- うお座41番星
- うお座52番星
- うお座5番星
- うお座2番星
- うお座68番星
- うお座20番星
- うお座σ星
- うお座94番星
- うお座58番星
- うお座80番星
- うお座34番星
- うお座π星
- うお座ψ1星
- うお座ψ2星
- うお座ψ3星
- うお座22番星
- うお座72番星
- うお座16番星
- うお座51番星
- うお座32番星
- うお座44番星
- うお座21番星
- うお座66番星
- うお座54番星
- うお座53番星
- うお座112番星
- うお座14番星
- うお座62番星
- うお座24番星
- うお座87番星
- うお座60番星
- うお座105番星
- うお座97番星
- うお座35番星
- うお座73番星
- うお座88番星
- うお座48番星
- うお座67番星
- うお座59番星
- うお座1番星
- うお座36番星
- うお座75番星
- うお座3番星
- うお座26番星
- うお座78番星
- うお座101番星
- うお座42番星
- うお座9番星
- うお座109番星
- うお座76番星
- うお座25番星
- うお座31番星
- うお座77番星A
- うお座13番星
- うお座13番星
- うお座ζ星B
- うお座15番星
- うお座61番星
- うお座40番星
- うお座38番星
- うお座104番星
- うお座45番星
- うお座95番星
- うお座65番星
- うお座77番星B
- うお座100番星
うお座の神話について
うお座の2匹の魚のモデルは
ギリシア神話に伝わる物語の中の
美の女神であるアプロディテと
その子であるエロスの変身した姿だと伝えられています。
うお座の形のモデルとなった神話の内容
ある日、
女神アフロディテと息子エロスが
川辺を散歩していると
怪物ティフォンが現れました。
怪物の姿を見た2人は急いで魚に姿を変え、
川に飛び込んで逃げたその姿が
星座として夜空に上げられたと言い伝えられています。
その時、
母子である2人が離れ離れにならないようにと
星座絵では紐で結んだ姿を描いています。